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卵黄の効果

タマゴは人間にとって、100%の栄養バランスをもつ良質なたんぱく源です。ところが、タマゴを一日に2個以上たべるとコレステロールがたまる原因になるという説があり、タマゴは高血圧が気になる方にとっては遠慮したほうが良い食品のように思われています。本当にそうでしょうか?実は卵黄にふくまれる「レシチン」という成分が血管内の悪玉コレステロールをきれいに掃除する役割を持っているのです。
カラダにコレステロールをためないためには、血液中に「レシチン」とコレステロールの比率が1,2:1の割合であれば良好だと言われています。

卵黄にはその比率よりはるかに多い割合で「レシチン」が含まれています。つまり、タマゴを一日2個ぐらい食べても何の支障もないというわけなのです。

卵黄にはビタミンEが多く含まれています。食べる化粧品とも言われるビタミンEは、カラダの中から若さと健康を維持する栄養素。みずみずしいお肌を作るのに欠かせないのが、ビタミンEなのです。

卵黄に含まれる「レシチン」は神経のなかで情報を伝える物質に変わります。この物質が不足すると物忘れがひどくなったり感覚異常がおきたりします。また学習能力の向上や記憶力の強化、老人性痴呆(ボケ)やアルツハイマー病の治療に「レシチン」が有効だという報告もあるのです。

マヨネーズは水と油を混ざりやすくする「レシチン」の働きで出来ます。このような働きを「乳化作用」と呼んでいます。「レシチン」はカラダの中にたまった中性脂肪を「乳化作用」でどんどん溶かしてカラダの外に追い出します。中性脂肪は内臓に溜まると内臓脂肪ともよばれるものとなり、成人病の原因となります。また、体内でコレステロールの材料にもなり、これが活性酸素で酸化されるとドロドロベタベタのLDL(悪玉コレステロール)となり血管の内壁にこびりついていきます。実は卵黄には、その「中性脂肪」がどっさり入っているのですが、レシチンのお陰で、一日に4・5個たべても体に中性脂肪が溜まらないようになっているのです。更に、この卵黄の「中性脂肪」、にんにくの成分と出会うことによって、ビタミンEと同じ働きをもつ「脂質アリシン」という成分に変化します。なんとさっきまで嫌われ者だった「中性脂肪」が、血行を良くする成分に変身し、体に溜まった今までの「中性脂肪」を掃除するレシチンの手助けをし始めるのです。

カラダの中の60兆個ある細胞の膜は、「レシチン」が主成分です。 「レシチン」は時間がたつと酸化してしまい、細胞の老化の原因になってしまいます。そのため、常に補給して細胞膜のリフォームをしていくことが大切なのです。
にんにく玉に含まれているレシチンは非常に微量ですが、にんにくと出合った中性脂肪が「脂質アリシン」に変化するおかげで、微量でも能力を十分に発揮することができるようになるのです。

ニンニクの成分や卵黄の成分が組み合わさって、いろいろな効果が パワーアップします。その効果にはまだ、よく分からないものもありますが、その中には血行不良の改善や血栓の除去、肝機能の強化などがあります。
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最終更新日:2018/11/7


 
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